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関西電力:未処理下水を熱源としたヒートポンプシステム開発

未処理下水を熱源としたヒートポンプシステムの熱交換器

 関西電力はこのほど、未処理下水を熱源としたヒートポンプシステムを、大阪市立大学と総合設備コンサルタント(東京都渋谷区)、中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)と共同で開発したと発表した。冬場などに給湯量の多いホテルや病院、福祉施設、温泉施設に向け、販売・設置を行っていく。

 省エネ・省二酸化炭素(CO2)を実現するヒートポンプ給湯・暖房システムは現在、空気を熱源とするものが主流だが、同システムは、都市部に張り巡らされた下水管路を流れる未処理下水を熱源とする。これまで未処理下水の取水は、下水道法により長らく禁止されてきたが、「都市の低炭素化の促進に関する法律」(エコまち法)の特例により、下水熱利用のための取水が可能となったことから、同システムの開発に至ったという。

 同システムは従来のガス燃焼ボイラーと比べて約5割、空気熱源ヒートポンプと比べて約3割の省エネを実現するという効率の良さが特徴。ただ未処理下水の取水許可を受けるにはエコまち法に基づき、市町村が策定する「低炭素まちづくり計画」に下水熱利用を記載する必要があるため、同システムの導入地域は限定されるという。

 関西電力の広報担当者は「本システムを活用していただくことで、さらなる省エネ・省CO2に貢献できると考えている」と話している。

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