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インテリジェントグラス:普及へのカギは“かっこいい” ドコモ開発者に聞く

CEATECで注目を集めたNTTドコモのメガネ形ウエアラブル端末「インテリジェントグラス」

 スマホの“次のデバイス”と注目されるウエアラブル端末。幕張メッセ(千葉市美浜区)で今月開催された映像・通信の国際展示会「CEATEC(シーテック) JAPAN 2013」には、NTTドコモがメガネ形の「インテリジェントグラス」を参考出展し、注目を集めた。開発を担当した同社先進技術研究所の倉掛正治さんに開発経緯や実用化のめど、普及の“カギ”などを聞いた。(毎日新聞デジタル)

 ウエアラブル端末とは、メガネや腕時計のように身につけて利用するコンピューターのことで、直感的な操作がより簡単にでき、さまざまな分野への利用が期待されている。インテリジェントグラスは、スマートフォンの動画コンテンツをハンズフリーで閲覧できる「手ぶらでムービー」、アイコンやキャラクターなどをあたかも現実の物体を動かすような感覚で操作できる「空間インターフェース」、人や物に付加情報を加えて表示する「見るだけインフォ」など五つの機能があり、シーテックで披露されたデモンストレーションには1時間待ちの行列ができ、多くの人の関心を集めた。

 −−出展経緯は。

 元々スマートフォンの次のモバイル端末の形は何なのか検討してきて、メガネ形がいいのではということで、ここ2、3年開発してきた。端末自体はドコモで開発しているわけではないが、軽くて、カメラが付いて、バッテリーも持つものが出てきたので、それとサーバーの機能を組み合わせることで、割といいユーザー体験が提供できるアプリケーションが作れるようになった。それを出展して、お客様がどういうふうにとらえられるか反応を見たいというのが今回の趣旨。

 −−「スマホの次のデバイス」になり得るか。

 いえ。どういうタイプが流行するかわからない。あくまでも選択肢の一つ。よいものが流行するとは必ずしも限らないので、準備をしておくという感じ(で開発した)。

 −−開発の苦労点は。

 端末自体小さくなるし、手で操作することを基本的には行わないので、ユーザーインターフェースをできる限り自動化して、簡単に操作する技術が難しかった。

 −−実用化へのめどと課題は。

 ソフト的にすでに準備できているものもあれば、空間インターフェースなどまだ実験段階のものもある。あとは端末側の問題で、安定して使用できることが必要。またサービスとして見たときは、ああいう端末を掛けることがかっこいいとか思ってもらえるような市場の雰囲気もサービス実施のファクター。そこが受け入れられないと、今までと同じように限られた用途で使われる端末になってしまう。

 −−例えば、見るだけインフォはどういう分野での応用が期待できるか。

 今想定しているのは、病院とか子供を見ているところで、ケアする人が端末を掛けて、その様子を顔認識しながら、管理する。例えば検査結果の情報を見て、治療方法を検討したり、子供だったらアレルギーの情報を表示させて、食べられない食品を認識したり。そういうところから始めていければ。

 −−将来の展望は。

 スマートフォンはインターネットなどの情報を取り出すための道具だけれど、このインテリジェントグラスは自分の身の回りにある人とか物の情報を取り出すための手段。そこが大きく違うと思っている。スマホを持って、もう一つプラスワンでウエアラブルグラスを持つという世界を実現したい。

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