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第16回手帳大賞:名言・格言部門大賞に「明るい貧乏めざすわ!」

「第16回手帳大賞」で大賞を受賞した関美奈子さん(前列左から4人目)ら受賞者

 手帳・実用書などを手がける高橋書店が主催する「第16回手帳大賞」の発表表彰式が23日、東京都内で行われ、「思わずメモしたくなった『身近な人の名言・格言』部門」の大賞に、東京都の会社員、関美奈子さん(59)の「明るい貧乏めざすわ!」が選ばれた。

 大賞受賞作は、岩手県釜石市に住んでいる関さんのめいが東日本大震災の際の津波で5年前に新築したばかりの家を流されてしまい、関さんが35年のローンが残っためいを励まそうと電話したときにめいから言われた一言という。表彰式で関さんは「彼女の力強い一言にこちらが励まされた」と話し「めいは職場も流されてしまいましたが、いち早く就職活動を始めて、今は良い職場に恵まれました。『明るい貧乏』から『明るいちょい貧乏』になるのでは」とユーモアたっぷりにあいさつし、会場に来ていためいと受賞の喜びを分かち合った。

 「手帳大賞」は、手帳文化の向上・発展と、手帳をもっと身近に感じてもらいたい、日常生活の中でもっと活用してほしいという願いから毎年開催。第7回までは作文、エッセーと手帳・日記・家計簿の商品企画を一般から募集してきたが、第8回からは「思わずメモしたくなった『身近な人の名言・格言』」と手帳・日記・家計簿の商品企画に募集テーマを変更。15回までに累計20万1000通を超える応募があった。

 16回目の今回も「高橋をうならせたら、50万。」をキャッチコピーに「名言・格言」と商品企画の2部門で作品を募集。「名言・格言部門」には2万2367通、「商品企画部門」には1816通の計2万4183通の応募があった。応募作は、同社の高橋秀雄社長をはじめ、コラムニスの泉麻人さん、作家の椎名誠さん、俳人の黛まどかさんが審査を行い各賞を決定。大賞には賞金50万円と副賞も贈られた。

 泉さんは「今回は東日本大震災をテーマにした受賞作が二つあったが、昨年は震災に関連した作品はほとんどなかった。ある程度の時間がたたないと俯瞰(ふかん)した言葉は出てこないんだと思った。作品は家族や知人との関係性から生まれた言葉で、コミュニケーションがうまくいっている環境から生まれた言葉。そういう意味でこれはコミュニケーションに与えられる賞なのかなと思います」、椎名さんは「小さなささやきやつぶやきを書き留めるところに意義がある。小さな言葉は本当の言葉でそこにうそはない。うそは大きなメディアがつきますね。そして世間はそれにだまされる。来年もたくさんの“小さな声”が集まればいいと思う」、黛さんは「大賞は作品はとても力強い言葉。人生いろいろな災難が降りかかってくるけれど、それを避けることはできない。それをどう受け止めるかで人生は次の日が変わっていくということを教えてくれている。最後は笑う、それが生きる力だと思う」と評していた。

 イベントでは同社のキャラクター「かものはし」の名前が決定したことも発表され、応募総数1万8380通の中から173人から応募があった「たかもん」に決定し、抽選で選ばれた福島県の菅井智哉君(7)が受賞。褒賞として旅行券20万円分を受け取った。(毎日新聞デジタル)

 「第16回 手帳大賞」各賞は以下の通り。(敬称略)

 【名言・格言部門】◇大賞 関美奈子(59)=東京都・会社員「明るい貧乏めざすわ!」(東日本大震災の津波で新築の家を流されてしまっためいの一言)◇審査員賞(泉麻人賞) 牧田武(39)=神奈川県・団体職員「なんで人は勝手に地球に線を書いていいの?」(6歳の息子が地球儀を回しながら言った言葉)◇審査員賞(椎名誠賞) 小野恵(47)=東京都・主婦「きみはちきゅうというところにきたんだよ。たのしめよ!」(出産に立ち会った息子が生まれたばかりの妹に言った言葉)◇審査員賞(黛まどか賞) 森西志保子(61)=兵庫県・日本語教師「崖っぷちまで行った者だけが飛べる」(専業主婦として平穏な人生を過ごしてきたとばかり思っていた母の一言)◇優秀賞 飯田文子(54)=東京都・主婦「がれきじゃないよ。昨日まで大事なものだったんだ」(東日本大震災の「がれきのニュース」が流れた際に、中学生の息子がつぶやいた言葉)◇優秀賞 笠原かおり(35)=熊本県・自営業「バチャーかぶりかぶりいくとよか!」(祖母がよく言っていた言葉。熊本弁で「バチ(罰)はかぶりながら進めばいい」という意味)

 【商品企画部門】◇最優秀企画賞 村留由梨(17)=兵庫県・学生 「学生による学生のための手帳」◇優秀賞 小林知亜紀(31)=神奈川県・主婦 「書き込むことが予め決まっている日記帳」◇優秀賞 佐藤賢一(44)=大阪府・会社員 「スマートラフ手帳」

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