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日本貿易懸賞論文:ジャマイカ出身の女性が大賞 震災後の「新生日本」のビジョン論じる

 国内外の重要課題についての論文コンテスト「第7回日本貿易懸賞論文」の審査結果が14日、発表され、大賞をジャマイカ出身でトリニダード・トバゴ在住の女性ニコール・ブラウンさん(29)、優秀賞をフィリピン出身の大学生で現在韓国に留学中の男性チデン・バルメスさん(25)の論文が受賞した。12年1月6日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で表彰式が行われる。

 「日本貿易懸賞論文」は商社でつくる日本貿易会が05年度から実施。国籍や年齢などを問わず、日本語または英語で論文を募集している。今回は東日本大震災の教訓を生かして、日本のためだけではなく、世界にも貢献できるような「新生日本」として復興するためのビジョン「3.11後の“新生日本”のビジョン」をテーマとし、日本を含めて43カ国から過去最高の186点の応募があった。英語の論文は全体の65%を占めた。

 大賞を受賞したブラウンさんの論文は「Japan v 3.11-Reclaiming the Date(邦題:ジャパン・バージョン3.11−3.11を新しい日として蘇=よみがえ=らせる)」で、タイトルは発明家が新型モデルにvで始まる番号を付けることに由来した。日本を東日本大震災が発生した3月11日以前よりも優れた新モデル「ジャパン・バージョン3.11」に生まれ変わらせることが可能とし、そのモデルについて論じた。生産性や効率性だけでなく、心の豊かさを認める価値観などで世界をリードできる体制が必要という主張で多くの審査員から高い評価を得た。

 優秀賞を受賞したバルメスさんの論文は「The Making of New Innovative Japan: Road Map to Great Recovery(邦題:新しいイノベーション国家日本を作るために:偉大な復興に向けたロードマップ)」で、日本を豊かにする中心的な推進力がイノベーションであるとし、核となる三つのビジョンを提示した。

 同論文の審査委員長を務める三菱UFJリサーチ&コンサルティングの中谷厳理事長は「多くの論文を読みながら、外国の人たちがいかに日本の大震災のことに心を痛めてくださっているかが、身にしみてわかった。また、日本という国に対する関心が非常に高いということも感じさせられた。日本人としては、大変ありがたいことである」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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